春よ来いは練習中ですが
短め・簡単めな曲も弾きたくて
「ダッタン人の踊り(easy版)」
のハープ楽譜を買いました。
前からたまにチラチラ見かける
有名な曲なはずなのですが
タイトルのイメージで
なくとなくスルーしてました。
聞いてみると
「美しく物悲しい、ワタシ好み」な曲。
誰もがどこかで聞いたことがある
たぶん有名な曲なので
「いまさらかーい!」
と思われそうですが
私のような門外漢にはそんなものでして。
これは…ちょっと
タイトルのせいで損してませんかね??
「ダッタン人」の響きは
足を踏み鳴らす男らしい踊りとか
競うように太鼓を叩いたりとか
それこそダッダン!ダッダン!!(←音)
みたいなイメージが湧いちゃって
「興味ないなー」
だったのですよね。
↑私の誤ったイメージ
調べてみると
ダッタン人=ポロヴェツ人=タタール人
は今のモンゴルの人。
遊牧民、最強の騎馬民族というイメージでしょうか。
にしても
「タタール人の踊り」ならもうちょっと
イメージは柔らかくなるわぁ。
この曲はロシアのオペラ「イーゴリ公」の一曲で
設定時のロシアとは
敵対していた民族という事になります。
しかし敵としてではなく
主人公(イーゴリ公)を捕虜にしたダッタン人が
敵ながらあっぱれなイーゴリ公を慰めるために
踊りを披露する、というような場面。
この美しく物悲しいメロディは
異国の踊りに郷愁を誘われるイーゴリ公の心境…のイメージでしょうか。
ところで「ダッタン人」ときいて
私がまず想像するのは
こちら↓
今も続く名作マンガ「ガラスの仮面」
マヤが妖精パックを演じてる所。
(このあと月影先生に怒られます)
矢のイメージで
ダダダダッと走ってますが
速く見えない、とか怒られるんだったかな…
そんな哀れなイメージも混在して
優美な曲調となかなか結び付かなかったですよ。
荒涼と広がる砂漠の夜
故郷を遠く離れ
先の見えぬ囚われの身の自分に
美しい娘たちが舞う異国の踊り……
そんなイメージで
練習していこうと思いまーす!