ついでもあったので図書館で調べてみた。
良い勉強になりました。
まず思ったのは
ライアーが、思ってたよりさらに、
マイナーなこと!!
載ってない、本当に載ってない。
見知らぬ楽器が山ほど載ってるのに、ライアーのページは存在すらしない。
ようやく見つけたのは
この本の、コラムみたいなところ。
↑右下のグレー部分。
写真が載った本はなかった。
でも、歴史はとてつもなく長く
ギリシャ神話のアポロンが持ってる竪琴は
ライアー(リラ)だし
ギリシャ神話はフィクションだとしても
楽器は太古から存在していて、
かの哲学者プラトンも
ハープよりライアーが好みだったとか。
(ハープの歴史も同じく長い)
ライアーは古代ギリシャで人気はあったようだ(現在のライアーと同じかはわからない)が、その後はハープに吸収されたのだろうか。近代の癒し系ライアーとして登場するまで誰も使ってなかったのかな。
そのへんはまだわからない。
ちなみに、アポロンのライアーの弦は
羊の腸だったそうです。
ガット弦のことだな。
さて、ガット弦はスチール弦に近いのかナイロン弦に近いのか?
簡単に調べてみると
ガット弦(柔らかい音色、扱いにくい)
スチール弦(固い音色、扱いやすい)
ナイロン弦(その中間)
ということのようだ。
つまりナイロン弦のほうが、アポロンの竪琴に近そうな感じかな。
スチール弦の今のライアーとは、やはり少し音色が違うと言えよう。
ライアーとハープの一番大きな違いは
共鳴板が弦に対して垂直か水平か、ということだろうけど
ライアーは水平代表のギターの祖先だ、
という説もあるらしい。
たしかにライアーの弦数を減らせば
ギターっぽい。
はじいて弾くと音も似てるし。
だからって私は、前も言ったが
持った感じの男性的な雰囲気と
指で何本も抑えるのが難しくて
ギターはやる気にならないのだが。
思ったけど、ライアーにナイロン弦張れば
小さいハープができるんじゃない?!
なんで誰もやらないのかしら。
まさに見た目も音色もアポロンの竪琴で、キャッチーなのに。
やったら音が残念だったのか…?
ちなみにハープ=ナイロン弦
という認識も間違えていたと判明。
詳しくは明日のハープ編にて。